「普段使いもできるシーシーバーバッグ」で使い勝手のいいリア積載を目指してみる
VL1500 Boulevard C90 with Dowco 05150 Iron Rider Messenger Bag (@Tokyo Bay Aqua-Line ) |
ライダーにとっての「ちょっとした手荷物の持ち運び」問題
キャンプツーリングなど大掛かりなものではなく、ツーリングやちょっとした移動の際の手荷物を「どうやって運ぶか」は、ライダーにとってちょっとした悩みの種かもしれません。
最初は、タンクバッグやサドルバッグなどバイク自体に積み込んでしまうのが一番楽と考えますが...
DEGNER Saddlebag NB-1 on VL400 Intruder |
結局は、「手荷物品は身につけられるバッグに収納し、それをサドルバッグ等に詰めて運ぶ」ことになります。バッグにバッグを入れるわけですから、それ程多くのものを運べるわけではありません。
「サドルバッグをバイクから外して持ち歩けば良いのでは?」と思われるかもしれませんが、あれは重いし嵩張るし取り外しに時間もかかるのです。
最初からウエストポーチやホルスターバッグ、リュックスタイルのバッグなどの「身につけ系バッグ」にしておくのは実はシンプルで合理的な手です。常に身につけているわけですから、盗難の心配は減ります。ただ..長距離になると運転時の負担が軽くない。
一時的にバイクを離れる程度なら、サドルバッグと比較して盗難の心配は少ないです。
ただ、バイクを降りて持ち歩きたい手荷物品については、小型のバッグに入れてパニアに詰めるということをしています。やっていることはサドルバッグと変わりません。
自分の場合、持ち歩きたい手荷物品とは、貴重品やタブレット、Wi-Fiルータ、カメラ類とマウント、三脚などです。旅先で一泊するようならノートパソコンを持ち歩くこともあります。
パニアの積載量は十分ですが、これら手荷物全てを詰め込んだカバンがそのままの形状ですっぽりと入るかと言えば必ずしもそうではありません。
パニア内部の形状が直方体ではないからです(横から見ると平行四辺形状)。「四角い形状のカバン」だと、あまり大きなものはパニアに入りません。なのでツーリング時には、貴重品類の入ったボディバッグとカメラ類の入った小型のバッグ2つに分けて持ち歩いています。カバンが分かれているとパニアへの詰め方が工夫できるからです。
普段のカバンがそのままバイクに載せられれば一番ラクなのに...
何か良い手はないのでしょうか?要は「普段使っているそこそこの大きさのバッグを簡単にバイクに積載できれば良い」のです。
クルマなら何にも気にならないことがバイクではちょっとした悩みの種になるものですね。
要は...
・「適度な」収容力があり(通勤・通学カバン程度の大きさ)
・見た目は普通のカバンみたい(そのまま電車に乗っててもおかしくない)
・普段使いもできるようなもの(せっかくなら普段も使いたい)
・バイクへ手軽に装着&固定できるもの
・値段ももちろん手頃
こんな都合のいいカバンが無いものかと色々と探しておりました。
クルーザータイプ(アメリカン)でシーシーバーを取り付けている場合、「シーシーバーバッグ(sissybar bag)」と言うのは一つのヒントになりそうです。バッグ自体の携帯性も保ちつつ(リュックの様に背負えたりする)、積載も容易(基本はシーシーバーに引っ掛け、シートや荷台に置くだけ)だからです。
ただこのシーシーバーバッグ...どちらかと言うと「積載量」を目指したものばかりで大きすぎ、見た目にもいかにもバイク用という感じで持ち運ぶのにイカツイ。。
上の写真は「カバンっぽい」シーシーバーバッグを探していて最初に見つけたハーレーダビッドソンのメッセンジャーバッグ(Luggage-94792-08)です。メッセンジャーバッグといえば、自転車(バイク)の配達の人が使うやつ?ルイヴィトンのリュックの様に使えるかも?やわらかい革なら「いかにもバイク乗り」っぽくならないかも?と期待しました。
でもこのバッグ。裏から見るとこんな感じです。普段使いのカバンとしては見た目がNGです。シーシーバーへの固定ベルトを見て「この紐何?」と聞かれるのは確実。表面の作りも何となく無骨な感じ。サドルバッグと同様、裏から見られることはあまり想定していない感じです。
お値段も2万8千円ほどとお高い。。
その後「Motorcycle Messenger bag」等の検索ワードで色々探し...あまり選択肢無くたどり着いたのが次のバッグ。
「Dowco 05150 Iron Rider Messenger Bag」です。
ソフトな素材で普通のカバンっぽいですね。
カジュアルな感じでお値段も$106とまぁまぁ。
おじさまが背負っている写真あり。大きさは概ねイメージ通り。
ただ、メッセンジャーバッグとしてたすき掛けで背負うだけなの?バイク(シーシーバー)には付けられないの?と思いきや...
裏側はこんな感じ。シーシーバーへの取り付けベルト(大きなベルクロベルト)がありますね。裏側表面の作りはまずまずでしょうか。
ショルダーバッグとして使うためのベルト用フックも左右両方ありますね。カバン下部に正体不明の細いベルト2本があり、カバンとしては邪魔ですが...。
Dowco(ダウコ) メッセンジャーバッグ 使用感
Dowco 05150 Iron Rider Messenger Bag |
試しに日帰り出張で使用しました。たすき掛けは変なので、手近な肩紐ベルトを装着してみました(フック装着用Dリング装備されています)。
心配事があるとすれば...手持ち部分や肩紐フック用Dリング部の強度が若干弱そうに感じます。あまり重いものを入れて持ち運ぶといつか千切れそうな。。
Dowco 05150 Iron Rider Messenger Bag(Inside) |
中はこんな感じです。ポケットが幾つか用意されており便利です。13インチノートパソコンが十分収納できる大きさです。
カバン側面・底面には「張り」があり、型くずれすることはありません。カバン単体で自立もできます。
Dowco 05150 Iron Rider Messenger Bag(backside) |
気になる裏側です。たすき掛け用ベルトのフック部分はカバンの裏地に隠せるようになっています。シーシーバー固定用ベルクロベルトもそれ程違和感がありません。
Dowco 05150 Iron Rider Messenger Bag(Sissybar) |
シーシーバーへの取り付け状態がこちらです。今回は荷台側ではなくシート側にバッグを置いています。中央のベルクロは向かって右側から出ており、左の留め具に通して折り返して戻す(ベルクロで留める)ようになっており、シーシーバーの形状を問わず装着できます。
カバン下部2本の細いベルトはワンタッチバックルになっており、バイク車体に通して留めることにより固定します。
最後に...
スーツ&革靴の姿でこのカバンをショルダーバッグとして使ってみた姿です。
普段使いしてそれ程違和感のあるものではなさそうですよね。
パニアやサドルバッグの「見た目重視」に対し、「利便性重視」で行くのならシーシーバーとこのバッグだけあれば普段使いには十分なのかもしれません^^;。
0 件のコメント:
コメントを投稿