2018年8月6日月曜日

Bluetoothインカムで、音楽再生、ルート案内再生できるバイクナビを2万円で

GPS Android Tablet PC Navigation System for Motorcycle
GPS Android Tablet PC Navigation System for Motorcycle

外部GPS+iPad(Wi-Fi)への拘りを捨て、GPS内蔵Androidタブレットに換えたら Bluetoothインカムで、音楽再生、ルート案内再生できるバイクナビが2万円で実現できた話(要モバイルルーター)


前回「iPad mini(Wi-Fi) + 外部GPSでのバイクナビ環境はお先真っ暗」だと書きました。
2018年夏現在、MapFan+のサービス終了から1年以上経ってもこの環境で安全快適に使えるバイクナビアプリは現れず、しぶしぶ他の環境へ乗り換えたという話でした。

今回は、乗り換えた後の話です。

乗り換えたのは、GPS内蔵のAndroidタブレットMediaPad T1 7.0 LTE 2G/16G(SIM無し)です。手に入れたのは2017年夏のことで、今はもっと良いモデルもあるのだろうと思います。アマゾンを見ていると、この端末は今1.4万円ぐらいでしょうか。

小さすぎない画面サイズで、ナビアプリが動いて(今は新MapFanには見切りをつけYahoo!カーナビを常用)、SIM契約が不要で(自分はモバイルルーターを持っているので)、GPSが内蔵されていて、安ければ何でも良い...という要件で探しました。

外部GPSでいろいろと苦労したので、今度はGPS内蔵が絶対条件です(この時点でWi-FiモデルのiPadなどは候補から外れました)。

結論から書くと、GPS内蔵Androidナビ+ナビアプリ(Yahoo!カーナビ)+モバイルルーターで、何のストレスも無い理想のバイクナビが手に入ります。
もちろん、Bluetoothインカム(自分はSENAのSMH10D)に端末内の音楽や音声案内を飛ばすこともできます。ステー類を加えて予算は2万円ぐらいでしょうか。


※バイクへの取り付けについては、iPad miniで使っていたものをそのまま使っています。
↓このあたりの過去記事を御覧ください。
iPad mini(wifi)ナビ化計画①
iPad mini(wifi)ナビ化計画②
発泡塩ビ板でiPad miniナビ用日除けを作る①
発泡塩ビ板でiPad miniナビ用日除けを作る②


今回は、iPad miniナビからGPS Androidナビへの乗り換えで、多少のトラブルシューティングをしましたのでその内容紹介です。

①iPad用に録り溜めたiTunesの音楽はどうやってAndroidへ転送する?


⇒「iSyncr」というアプリをAndroidタブレットPC(自分はMac。PCも可)へインストールして解決しました。「無料版で試して気に入れば購入」で良いと思います。iTunesで作ったプレイリストごとAndroidへ転送することができます。


②AndroidタブレットとSENAのインカムSMH10-Dとのペアリングがうまくいかない?

SMH10-Dのフォーンボタンを長押し(スマホ・タブレットとのペアリングモード)し、AndroidのBluetooth機器一覧からペアリング成功。
...すると何だか変。タブレットで音楽を鳴らしても、インカムへ音が飛ばずにタブレットから鳴っている。どうやら電話の通話用ヘッドセットとしてペアリングされている様子。

SENAのFAQで解決。ペアリングには2種類のモードがあるとのこと
以下FAQより引用(バイクナビとしてAndroid端末とペアリングしたい場合はこの方法で)
================================================
ステップ1.  SMH10 の電源をオンにし、フォンボタンを5 秒間押し続けてください。赤色LED と青色LEDが点滅し、ビープ音が聞こえます。
ステップ2.  2秒以内に、ジョグダイヤルをもう一度タップしてください。するとLED が赤色に点滅し、ビープ音がダブルミッドトーンに変化します。
ステップ3.  お使いの携帯電話/スマートフォンからBluetooth 機器検索でSMH10 を検索します。Bluetooth 機器検索リスト上には”SMH10”と表示されるはずです。
================================================
フォーンボタン長押しの後、ジョグダイヤルを一度タップしてからペアリングする必要があります。


③Androidタブレットと外部GPSがうまくペアリングできない?

Bluetooth通信対応の外部GPSが、AndroidタブレットのBluetooth機器一覧に出てこない...。GPS内蔵の端末だからできなくてもいいけど、せっかくなら複数GPSでより正確に位置情報が掴めるといいなと思ったのに...。

⇒アプリ「Bluetooth GPS」をインストールして解決。こちらのサイトを参考にさせていただきました。


④偏光サングラスをしていると、タブレット横向き状態で画面が真っ黒に?

ここまでを何とか解決し、さていざ出発...と思ったら落とし穴が。
タブレット、縦向きの時は問題ないのですが横向きにすると画面が真っ暗に。
原因は偏光サングラスでした。横向きにすると画面の光がほぼ全てカットされてしまい見えません。Yahoo!カーナビでは、画面横向きの時だけ「この先の案内」が表示されます(700m先●●で左、その先3km●●で右、更に先1kmで右...など)。首都高を走る時などは、この表示が非常にありがたい。

⇒タブレットに「ノングレアフィルム」を貼って解決。画面のツルツル感は無くなりますが使用に問題なし。


GPS内蔵Androidタブレットバイクナビの使用感

やっとのことでiPad miniナビ+外部GPSからの移行が完了し、現在快適に使っています。
上の③で外部GPSとのペアリングについて書いていますが、外部GPSが無くても全く問題なく使えています(荷物と充電の心配が減る)。

SENA SMH10-Dと組み合わせた使用感ですが、iPad miniで使った場合と概ね変わりません。

【音楽再生について】
・ジョグダイヤル長押しでの音楽スタート、再度長押しでの音楽ストップ。
・ジョグダイヤル押し回しでの次曲再生、押し戻しでの曲戻し。
(iPad miniと同様に動作)
・ただ、音質は...iPad miniの方が良いなぁ...。

【ナビ音声と音楽の混在】
・再生中の音楽が若干フェードアウトしてナビ音声が入ってくる(iPad miniと同様)。

【インカム通話中の音楽、ナビ音声】
・インカム通話開始とともに音楽は一時停止(両方同時はできない)。通話中はナビ音声も聞こえません。これもiPad miniと同様。

【siriを使ったタブレット操作】
・Androidにsiriはいないので流石にこれは無理です。運転中に「プレイリスト●●をシャッフル再生」と喋って操作できたのは便利でしたが...。贅沢は言えませんね。


スマホをバイクナビに使っている人からするととんでもない回り道をしましたが、これで何とか運転に集中できそうです。

2018年7月18日水曜日

iPad mini(Wi-Fi) + 外部GPSでのバイクナビ環境はお先真っ暗

SUZUKI VL1500 Intruder(Boulevard C90)
SUZUKI VL1500 Intruder(Boulevard C90) 2018年7月 ふもとっぱらキャンプ場にて


iPad mini(Wi-Fi) + 外部GPSでのバイクナビ環境はお先真っ暗な状態です


アプリ「MapFan」は相変わらずダメなまま


1年と少し前のことですが、それまでずっとiPad mini2(Wi-Fi版)+外部GPS環境で愛用してきた、「MapFan+」が「MapFan」へとリニューアルされライダーにとって致命的な欠陥だらけとなってしまったことを書きました

アプリに課金していたこともあり、バージョンアップでの改善を心の底から待ち望んでいたのですが、2018年7月時点ではまだ致命的な問題が残ったままです(この間のバージョンアップの回数自体も記憶の中では2回だけかも)。

細かな改善要望はたくさんありましたが、もう使わなくなって久しいので忘れてしまいました。ごく稀に使ってみて「やっぱりダメか」と再確認してしまうのは、アプリが割と簡単に落ちてしまうこと。そして落ちるとルート設定を1からやり直す必要があること(MapFan+の時代はアプリ起動しなおしだけで続きができた)。

現時点でAppStoreの評価点1.4(5点中)。もはや使っている人もいなさそうなこのアプリについていろいろ書くのはやめにします。


GPS非搭載iPad mini(Wi-Fi)ユーザーの自分の場合、次に候補落ちしたのは「カーナビタイム」


外部GPSレシーバーに対応していませんでした。
iPad mini2 + 外部GPSレシーバーの環境で起動しても、現在地はずーっと東京駅のまま。
※Android版なら疑似ロケーションの設定有効化で動作できるのかもしれません。


オフライン地図は無いけれど、地図のキャッシュサイズを500MBまで設定できる「Yahoo!カーナビ」は...


一見動作良好で視認性も操作性も良いです。
※ライダーとして細かな点で気になることはありますが、まともなナビアプリを失った今贅沢は言えない。

外部GPSレシーバーでの使用も可です。
...いや待て、信用できない動きをします。

1~2時間ほど走っていると、外部GPSの位置情報を拾ってくれなくなります(突然、自車位置固まったままに)。経験上、少し長めのトンネルを抜けると発生率が上がります。

そうなると、どうも途中でWi-Fiネットワークを使った位置情報のみを拾い出すようで、時々自車位置がワープ移動します。そしてまた固まる。

都内など、電波が多く飛んでいるエリアならスムーズでは無いながらもなんとなく走っている位置がわかりますが、首都高の頻繁な分岐には全くついていけないレベル。

ワタクシ これのせいで既に3回ほどインター、ジャンクションを間違う羽目に。
狭い道、飛ばすクルマ、左右からの合流、左右への分岐移動が頻繁な首都高を走っていて、突然ナビと看板が異なる表示、迫る分岐路、縮む後続車間、正しい道は右か左か?
...この怖さわかりますよね。

「外部GPSレシーバー」でなければおそらく全く発生しないこの問題。アプリは優秀でも使い続けるのに非常なストレスがかかります。

この症状から復帰するために、自分は外部GPSレシーバー、アプリの起動しなおし(当然ルート設定もやり直し)をしています。手間の多さは結局MapFanと変わらない(落ちないだけずいぶんマシですが)。

ストレスはかかるものの、自分はMapFanが使えなくなって以降、1年以上この環境で我慢して来ました。だって他に選択肢が無いから(※GoogleMapは選択ルートが不自然だったりしてそもそも嫌い)。

使っていると、耐性も身についてきます。
「ナビ音声だけを頼りにしない」
「事前になるべくルートを覚える」
「広域のルートもちょいちょい確認する」
「自車位置が固まっていないか頻繁にチェックする」
...って、これ全部本来は必要無い行為です。というかナビばっかり見て危険すぎる。昔に戻って地図を頭に入れる方がよっぽどマシ。

止めようこんなこと...。事故ってからでは遅い。
そういう訳で、GPSの無いiPad mini(Wi-Fi)を無理にナビ化することは一旦打ち切ることにいたしました。


iPad mini(Wi-Fi) + 外部GPS 環境からの乗り換え選択肢は...


1.諦めてポータブルナビを買う。
2.スマホ(GPS有)に変える。
3.SIM無しiPad(GPS有)または、Androidタブレットに変える。

本当は1番が良かったのです。バイクにつけっぱなしでシガーソケット or USBから給電。難しいことは何も考えずにただただ普通のナビとして使いたい。

...Bluetoothインカムでナビ音声と音楽を聞く という文明の利器が捨てられませんでした。
microSDなどで音楽を格納できて、音楽とナビ音声をBluetoothでインカムに飛ばせる、安くて完成されたナビってあるのでしょうか。惜しい感じのものはあるようなのですが。

2.スマホについては、自分はガラケー(ガラホ)ユーザーなので却下です。
トータルコストの安い「モバイルルーター+タブレット+通話は小さくて料金の安いケータイで」というライフスタイルが定着しているため、今更スマホを契約する気にはなりませんでした。

というわけで、
私のバイクナビは3.Androidタブレットへの乗り換えを進めています。
※SIM無しGPS有iPadは中古でもやっぱり高いので却下。

2017年11月10日金曜日

バイクブログはバイクブログらしく

写真関係のネタは別のブログに引っ越します(※バイクネタは引き続きこのブログを宜しくお願いいたします)

Blue Impulse at Iruma Air Base
入間基地航空祭2017にてブルーインパルスの航空展示
※写真は本文とは関係ありません
2017年夏~秋の週末は雨が多く、あまりバイクに乗れない&いじれないストレスが溜まる一方でした。そんな中、ブログ主のワタクシは写真ばっかり撮ってカメラネタだけはあるのですが、ここで書くのは何か違う気がする...本ブログはやはり「バイク カスタム&ツーリング」のブログでありたいと思うのです。

という訳で、今後カメラ&撮影ネタは別のブログで書き、本ブログは引き続きバイク カスタム&ツーリングに絞って書いてゆこうと思います。
※「バイク撮影」の話は引き続きこちらで書きます。

新しく立ち上げたカメラ&撮影ネタのブログは「通勤電写で何を撮ろう 改め 平日写真++」です。

通勤カバンにデジカメを忍ばせて、フットワーク軽く写真を撮りたい!失敗写真もあるけれど...また明日出会う風景を撮ればいいじゃない。そんなコンセプトで、通勤/出張/時には旅行先で撮った写真について、徒然なるままに記録しています。逆にバイクネタは皆無ですが、興味のある方は是非冷やかしにいらしてください。

それでは引き続き、アスモハシルリターンズをよろしくお願いしますっ!

2017年8月21日月曜日

デジカメと、ちょっと自作の小ネタ3つ(主にNikon1 J5)

関東では雨が続く2017年の8月...
ツーリングにも出られず、カメラへの散財でバイクカスタムも気乗りしない今日このごろ。ブログ内容もカメラネタが続いてしまいます。本日は小ネタを3つほど。
Nikon1J5 + 1Nikkor70-300mm
液晶画面での撮影は便利なのですが...(Nikon1 J5)



小ネタ①
液晶モニタしかないデジカメで、ファインダー撮影の様にじっくり狙って撮影したい!


コンデジやミラーレス一眼にはファインダー(覗き窓)がありません。替わりに液晶モニタが付いています。

以前の投稿で「コンデジからミラーレス一眼へ変えるとファインダーが欲しくなった」と書きました

Before:取り敢えず画角にバイクが収まっていればOKじゃない?
 ↓
After:じっくり狙ってバイクを撮りたくなった

という「気持ちの変化」が要因です。なので今ではコンデジでもじっくりファインダーで覗いて撮りたい気分です。

ただ、元々ファインダーの無いカメラに後付けできるファインダーなどあるわけ無く(一部の機種では、電子式のファインダーがオプションで売られているものもあるようですが)...。

平ゴムで着脱容易にした液晶モニタールーペ
液晶モニタールーペ:ラバー製のフードにレンズを付けただけのシンプルな構造...
DIY平ゴムで着脱容易にしています
最初は、明るい陽の光の下で液晶が反射するから見にくい?⇒ナビの日除けを作ったように、液晶モニタ用サンシェードを自作すれば良いか?などと考えていたのですが、イメージが膨らまず頓挫しました。

...そんな中、調べているとこの世には「液晶モニタールーペ」なるものが存在することを知りました。要は「周囲の光を遮るフード付の虫眼鏡で液晶を覆ってしまう」という、なんとも原始的で分かりやすい品物です。


そんなの、手のひらで液晶を覆ってしまえばいいんじゃないの?と半信半疑だったのですが、試しに家電量販店で実物を手持ちのスマホのカメラ画面に当てて覗いてみると、、、これがなんとも画面に集中できることかっ!狙ってる感が違う。

液晶モニタールーペは、液晶画面のサイズや、折りたたみ可否などで幾つかのラインナップがあるようですが、取り敢えず液晶画面のサイズだけ手持ちのカメラに合うものを早速購入しました。
デジカメ液晶画面は、集中して見るには辛いものがある
いつもの液晶画面。詳細は見れず照り返しも大きい。詳細を見ようにも近すぎると目にツライ。
こんなものだと思っていましたが...


液晶モニタールーペでデジカメ液晶画面も集中して見やすく
液晶モニタールーペで覗くと...撮ろうとしている画だけに集中できることがわかります。
「ちょっと遠くに液晶画面が大写しになっているような感覚です。




Nikon1 J5の液晶モニタは「3型TFT」なので、対応サイズ3インチの「液晶モニタールーペ モニタリングPRO2 BPB-502(ユーエヌ)」を購入。手持ちのコンデジ(CASIO EXILIM EX-ZR1600)の液晶サイズも3型なのでこちらにも使えそうです。


小ネタ②
チルト式液晶のデジカメに液晶モニタールーペを簡単脱着させたいっ!


さてこの液晶モニタールーペなのですが、液晶画面のサイズと合っていればどんなカメラでも使える代わりに、カメラへの取り付け方法も原始的です。冊子の「とじ紐」の様な紐が付属しており、これでカメラにぐるぐる巻きに縛り付けることになります。うーん、面倒くさい。。加えて、カメラ自体に縛り付けてしまうとせっかくのチルト式液晶が使えなくなってしまいます。何とかならないものか。

答えは簡単。紐ではなく平ゴムを使って、カメラではなくチルト式液晶に引っ掛けるようにすれば良いのです。イメージは麦わら帽子なんかに付いているようなあご紐ゴム。近所のユザワヤでお安く購入できました。

液晶モニタールーペを平ゴムでコンデジに装着
チルト式液晶でない場合はカメラ本体に平ゴムをひっかけて使います。(SONY Cyber-shot DSC-WX170)

液晶モニタールーペを平ゴムでコンデジに装着
チルト式の場合は液晶画面にゴムを引っ掛けます。(CASIO EX-ZR-1600)

平ゴムなので厚みが無く、モニタールーペを取り付けたまま液晶を開閉できます。付け外しも素早くできます。なんと簡単な工作だこと。


SUZUKI Boulevard C90 Intruder C1500 with Tsukayu fairing&Hard Saddlebags
液晶モニタールーペ付でテスト撮影:特に何もない駐車場だったので、背景は大きくぼかして、ついでに右下隅に前ボケも入れてみたり。モニタールーペのおかげで、周囲が明るくてもじっくり狙って撮影できました。



小ネタ③
三脚への座りが悪いレンズでカメラに「おじぎ」をさせたくないっ


Nikon1 J5に高倍率レンズ1Nikkor10-100mm PD-ZOOMを装着
Nikon1 J5に高倍率レンズ1Nikkor10-100mm PD-ZOOMを装着
レンズに三脚座が無く、カメラ本体を三脚へ固定すると...前が重くて落ち着きません。

重くて長いレンズをカメラに付け、カメラ本体を三脚に固定するといろいろと良くないことがあるようです。重心が三脚への固定位置よりも随分前へと移ってしまうため、レンズが下向きにズレてきたり三脚が倒れてしまったり...レンズとカメラの接合部にも負荷がかかって良くないようです。

そのような場合、通常はレンズの方に三脚ネジ穴のあいた三脚座というパーツが付いていて、カメラ本体ではなくレンズの方を三脚へ固定することになります。

...ですが、Nikon1用レンズの内、レンズが重いのに三脚座の無いものがあります。
自分の手持ちレンズだと「1 Nikkor VR 10-100mm PD-ZOOM」高倍率レンズ。
レンズに三脚座が無いということは、設計上これで問題無いということなのでしょうが、カメラを三脚へ固定して実際に使ってみるとなんとも不安な感じ...。

1Nikkor10-100mm PD-ZOOM用 自作三脚座という訳で、三脚座の無いレンズ用の三脚座を自作しました。
東急ハンズで適当なステーとクッション材を買ってきて組み合わせただけの簡単なものです。バイク乗り的には何も難しくない工作かも。
ドリルでいくつか穴を空けています。





1Nikkor10-100mm PD-ZOOM用 自作三脚座



直線板状のステーの両端でカメラ本体とレンズの2点を支え、ステー中央付近を三脚へ固定することで安定させる作戦です。


重心位置に三脚がくることで安定させることができました。











こんな方法も発見

調子よく使っていた自作三脚座ですが、同じく重い別のレンズではまた微妙にバランスが悪く...。

Nikon1 J5に超望遠レンズ1Nikkor70-300mm(沈胴時)を装着



具体的には、1 NIKKOR VR 70-300mm という超望遠レンズで発生。このレンズ、別売りの三脚座があり、ズームしていない状態(広角端)では問題なく安定するのですが...








Nikon1 J5に超望遠レンズ1Nikkor70-300mm(テレ端)を装着






ズームを伸ばした状態だと重心が前に移動してしまいます。


ズームで変わる重心位置に合わせて簡単に三脚取り付け位置を変えられる仕組みはないものか。







というわけで、少し探して見つけたものがこちら。マクロ撮影で使用するためのレールスライダーなるもののようです。
格安レールスライダーで思いレンズのおじぎを解消
拙者撮影で、被写体とカメラの距離を微調整させるためのツマミがついています(奥側)
格安レールスライダーで思いレンズのおじぎを解消
レールスライダーのツマミを回せば簡単にカメラ位置をずらすことができます。
格安レールスライダーで思いレンズのおじぎを解消




三脚に対してカメラ位置を変えたいという目的は同じなので、これで目的達成できてしまいました。

2017年8月16日水曜日

【Nikon1 J5】安易にミラーレス一眼に手を出して、散財と引き換えに手に入れたもの②

コンデジからミラーレス(Nikon1 J5)への乗り換えで色々と「お勉強」させていただきました


コンデジから、安易な気持ちでミラーレス一眼へ乗り換えて気づいた「思ってたのと違う...」や「そうだったのか!」の第二弾です。


第一弾はコチラを御覧ください


③コンデジ並のズームを手に入れるのに、お高いレンズが必要だなんて思いませんでした。


Nikon1 J5ダブルレンズキットに付属しているレンズは2種類ありました。1つは10-30mm標準ズームレンズ、もう一つは18.5mm単焦点レンズ。ダブルズームキットを買うと標準ズームと30-110mmズームレンズが付属します。
※一眼のレンズ性能は焦点距離をmm単位で表します(焦点距離の変えられるズームレンズは「広角側焦点距離ー望遠側焦点距離mm」と表記)。

感覚的に、自分の買ったダブルレンズキットには望遠を堪能できるようなレンズは付いていないんだろうな...、とは思っていました。でも、コンデジ出身の自分には◯◯mmと言われても、それがどれ位ズームできるものなのか全くわからないのです。なぜ素直に「何倍ズーム」って呼ばないの?でないと買う前に比較検討できないじゃないですか...。


...で、そのレンズ倍率何倍なの?(コンデジ的に)

調べてみると、レンズの倍率は「望遠側の焦点距離÷広角側の焦点距離で計算」するらしいのです。...と、これがわかったところで更に混乱。
10-30mmのレンズなら望遠側30mm÷広角側10mm=3倍のレンズ 。
30-110mmのレンズなら望遠側110mm÷広角側30mm=3.66倍のレンズ。
...って、あまり変わらないじゃないの?!そんなものなの?

Nikon1用のレンズラインナップのページを見てさらに混乱。
超望遠と書かれた一番高いレンズで70-300mm(4.28倍)、高倍率と書かれたレンズで10-100mm(10倍)。いったいどちらの方がより望遠なのか。

基本的なことを知らないとこんなに混乱するのですね^^;;


一眼デューしたコンデジユーザー向けの結論。
計算は、常にそのカメラの「標準レンズの広角側」の焦点距離を分母にすべし。

Nikon1の「標準ズームレンズの広角側」は10mmなので...

10-30mm標準ズーム…コンデジ的1倍~3倍のレンズ
30-110mmズーム…コンデジ的3倍~11倍のレンズ
10-100mmズーム…コンデジ的1倍~10倍のレンズ
           ⇒1つのレンズで対応できる倍率の幅が一番大きいので「高倍率」レンズ。
70-300mmズーム…コンデジ的7倍~30倍のレンズ
           ⇒一番遠くまで見えるので「超望遠」レンズ。

コンデジはレンズ交換ができないので、最大望遠の焦点距離÷広角側焦点距離は常に一定です。なのでカメラ自体のズーム性能に「倍率◯倍」と書かれているんですね。逆に、一眼の望遠はレンズ次第なので、カメラ自体の性能にズーム倍率は表記されません。
あぁスッキリ。

これはカメラが変わっても使えるざっくりとした「コンデジ的倍率」確認方法です。
例えば、イメージセンサーの大きいEOSD6(フルサイズ)の標準レンズは24mm。一番安いレンズキットについている24-105mmのレンズなら、コンデジ的には1倍から4.37倍までズームできるということです。

厳密なところで間違いはあるのかもしれませんが、コンデジユーザー的に(一般人的にも)分かりやすいと思います。

一眼を使ったことのない知人や家族から「そのレンズごっついね。何倍なの?」と聞かれることがよくあります。そんな時「そもそも倍率っていうのはね」などと講釈を垂れるとただの面倒くさい人になってしまいます。そんな時はこの計算式で「大体10倍ぐらいですよー。」と答えてあげるのが良いのだと思います。


さて。
コンデジでバイクツーリングの写真を少しだけ格好良く撮りたいっ!」でも書きましたが、自分はツーリングバイク撮影の際コンデジのズームを多用してきました。ぼかしにくいコンデジで何とかボケ味を出したかったからというのが一つの理由ですが、同じことをNikon1でやるにはどのレンズを使えば良いのでしょうか。


EXILIM EX-ZR1600の仕様を見ると...ズーム倍率は光学ズーム最大18倍、プレミアムズーム(電子的な補完処理をするらしい)併用時36倍とあります。

...じゅ、18倍?36倍?!
コンデジズームって凄いんですね...。

レンズ本来の倍率である光学ズームの18倍だったとしてもとても大きな数字です。Nikon1レンズでいえば、望遠ズームレンズのコンデジ的倍率(100mm⇒10倍や110mm⇒11倍)を余裕で超えてきます。というか一番お高い70-300mm超望遠ズーム(コンデジ的30倍)でないと同様の望遠域に太刀打ちできないということになります。

いらっしゃらないかもしれませんが...もし「コンデジから一眼へ乗り換えたらもっとズーム能力がアップするはず」と考えている方がいれば、残念ながら「相当レンズにお金をつぎ込めばね...」ということになります。

奮発してEOS6Dのような大きなイメージセンサーのカメラを買った場合、コンデジ的18倍ズームを実現するためには標準焦点距離24mm×18倍=432mm 相当のレンズが必要です。きっとこのレンズのみで何十万円の出費を覚悟する必要があります...。

コンデジは「本格的なカメラの機能縮小簡易版」だというイメージを持っていましたが、ズーム倍率に関して言えばコンデジの方が圧倒的に有利なのだと知りました。

④レンズ沼などというものに引き込まれ、散財してしまうだなんて想定していませんでした。


自分がNikon1J5(Wレンズキット)用に、最初に追加購入したレンズが「6.7-13mm超広角」レンズです。

上記コンデジ的計算をすれば、超広角6.7mm÷Nikon1標準10mm=0.67倍。1倍を33%下回るので標準画角の3割ほど外側まで写し込める感じでしょうか。「これは絶対に手持ちのコンデジでは撮れない画が撮れるっ」。これまで撮れなかったものが撮れるようになるのは至上の喜びです。
※最近は超広角に対応したコンデジもあるようですが...


コンデジじゃ撮れない?超広角レンズの構図

早速試しに行ったのが東京スカイツリー...の足元でのバイク撮影。
遠くのスカイツリーを背景にしたバイク写真はよく見ますが、足元からの写真はなかなか見たことが無い。
スカイツリーに行かれた方はわかると思うのですが、近くに行くと写真を撮るのが難しいんですよね。てっぺんまで入れた状態で記念撮影をしようとすると、撮り手が地面に寝そべるか、階段の下から撮ってもらうか...といった感じになります。
あれをバイク撮影でやってみたい。できれば寝そべることなく。。

超広角なら出来ました。地面にカメラを置いてレンズ上向きでOK(こういう時にチルト式液晶は重宝します)。


スカイツリー単体ならば目線の高さからの撮影であっさりと全景を撮影できます。

街中には高速道路や高層ビルなど、画角の上部にインパクトを与えるオブジェがたくさんあります。バイクと一緒に超広角で写すと楽しそう。大黒ふ頭あたりのインターチェンジの下で撮ったらどうなるだろう...などと考えると早くツーリングに行きたくてうずうずしてきます。


「パースがつく」と呼ぶようですが、超広角レンズでは手元から遠方の一点へ向かってギューンと集約するラインが強調されます。この写真は自撮り棒を使ってもっと上から狙ったら田んぼのあぜ道や右手の林など、全体が一点へ消えてゆく構図になり、もっと面白く撮れそうです。

「レンズ沼」というものがあるらしく...

一眼を手にしたらハマるらしい「レンズ沼」。自分もしっかりハマりました。
気になり始め、Amazon欲しいものリストの値下がりや価格.com最安値をチェックし始めたり、ビックカメラの「分割金利当社持ちセール」などを見始めたら、きっとそれは終わりの始まりです。

自分の場合...

やっぱりコンデジでやっていた様なズームを使った撮影もしたくなり、標準域から10倍まで対応できて使い勝手の良い10-100mm高倍率ズームレンズを購入。


ラインナップの中で一番明るい(f値の低い=強いボケ味が出せる)レンズで、人物撮影で良く使われる32mm中望遠単焦点のポートレートレンズ


...そのうち...「どうせいつかは我慢できずに買ってしまうだろうから早い方がいい」などと心の言い訳を用意して買ってしまった70-300mm超望遠レンズ


「超広角を持ってるから不要でしょ?」と自分で言い聞かせていたのに、Amazonで実勢の半値以下で売られているのを見て、ダメ押しで買ってしまった10mm広角単焦点パンケーキレンズ


あれよあれよと集めてしまい、現在計7本。現在のNikon1用レンズラインナップの主だったところをコンプリートしてしまいました。カメラ本体と併せて中古の250ccネイキッドが買えそうなほどの散財です。
...いや、本気のレンズ沼にハマっている人からすれば、中古250ccネイキッド程度の金額でコンプリートできてしまうなんて、きっとお子ちゃまな世界。

揃えたレンズはそれぞれ個性が違います。一揃えできたことで、色々なシーンを試しながら「このレンズのこの設定だとこんな風に撮れるのか」と学ぶことができます。そんな贅沢ができるのもNikon1の良いところだと思います。


一通りレンズを揃えた後は...

いろんなフィルターを試したりしています^^;。取り敢えず大陸製のお安いものですが。
ステップアップリングを使えば、同じフィルターをレンズ径の小さなものにも取り付けられ、流用できるので随分と経済的です。


⑤撮影の荷物も手間も増えるだなんて考えていませんでした。


レンズやフィルターの手持ちが増えると当然カメラ関係の荷物が大きく重くなります。以前はカメラ1個で良かったのに...。

と言っても、Nikon1はイメージセンサーが小さい分レンズも比較的小型で済み、カメラバッグに全てを詰めて持ち運ぶことは一応できます(パンパンですが)。手持ちのレンズ7本とフィルター、本体と三脚を合わせても2kgと少しだと思います。


事前に撮影のイメージを持つ必要があるのか...


ただ、どこへ行っても7本のレンズ全てを使うわけではなく、使わないものを全部持ち歩くのも芸がない...というか何か格好悪い。なので、出かける前にどんな撮影をしそうか考えてチョイスするようになりました。

観光や散歩が目的で、スナップ写真的に撮るようなら基本はどれか1本のレンズを付けてカメラだけで出かけます。レンズ交換でガチャガチャしたくないので。

一人で街中へ出かけ、面白いものをスナップで撮りたくなりそうなら取り敢えず広角か標準の単焦点レンズを付けた状態でカメラだけ持ち歩く。

山道なんかの散歩で、鳥や花なども撮りたくなりそうなら高倍率ズーム付けっぱなし。

撮影目的で出かけるならばカメラバッグを持ち出しますが、目的が決まっているのでレンズやフィルター、三脚・一脚の要不要は自ずと絞られます。

500g級の望遠レンズは撮影距離を予測してどちらか一本に。
面白い構図が撮れそうな超広角もバッグに忍ばせます(たったの125gですが)。
画角的に使いづらそうで意外と楽しい画が撮れるのが中距離単焦点レンズも入れておきます。人の表情やバイクのクローズアップをとても良い感じで写してくれます。

撮り方も、以前は取り敢えずくっついたり離れたり、ズームでいろんな画角を試しながらたくさん撮って数撃ちゃ当たるでしたが...。今は割りと狙ってから撮るようになりました。たぶんズームに頼らなくても背景をぼかすことができるようになったからだと思います。

ただ、コンデジの頃と比べて、撮影にかける(かけたい)トータルの時間と手間は結局増えています。狙っているとは言え、今度は絞りやシャッタースピードなどを納得行くまで試したいので。。


⑥RAW現像などという「後から画像補正」のために、撮影データ容量がこんなに膨大になるだなんて思いもしませんでした。


RAW現像という言葉は以前から知っていました。「要は画像補正でしょ?」という感じで思っていました。PhotoShpやGIMPを使った画像補正は以前からやってきたのでおおよそのイメージは掴めているつもりだったのですが、本来撮影時に行う設定(ホワイトバランスや露出補正、レンズに応じた歪み調整など)までできるとは思っていませんでした。

撮影におけるこのあたりの設定ミスを、時間を遡ってやり直せるような感覚です。
...ですが、ファイルサイズが大きい。。

1枚につき、FineモードのJPGファイル(9MBほど)に加え、倍以上のサイズのRAWデータ(20MBほど)が保存されます。
1日で100枚撮ったとして、約30MB×100枚で3GB。10日の撮影で30GB。

microSDカードもさることながら、保存用のハードディスク容量もキツイのです。
自宅では、テラバイトクラスのハードディスクをネットワークに繋いでいますが、333日でいっぱいになってしまう計算。もちろん動画なども保存しているディスクなのでそんなに空いているわけではなく...これはうまく整理してゆかないと大変なことになってしまう。

⑦コンデジからの乗り換えで、散財と引き換えに手に入れたもの

それは…何でしょう。自分でもよく分かりません。

設定を色々試せる楽しさ?
それはそうですが、今逆にコンデジの制限された設定手段の中で以前より上手く撮ってみたい欲もあります。

ズバリ不便を手に入れた?
それもそうです。利便性は確実に失った気がします。

物欲の渦に巻き込まれただけでは?
これも当たりです。もっと何かないかとアンテナを張ってしまいます。

センサーが大きくてズームもスゴイ高級コンデジにすればもっと安くで色々出来るよ?
なぜだろう…そこには興味が無いのです。

…分かったような気がします。
多分バイクと通じる楽しい何かを手に入れたのです。
ズバリ不便で操作も複雑、雨風に弱く暑くて寒い。パーツや何かを次々買い足したい欲に囚われ、
同じバイクでも利便性だけを追求したものには興味がわかない。

多分これですね。いや、絶対そう。

2017年8月9日水曜日

【Nikon1 J5】安易にミラーレス一眼に手を出して、散財と引き換えに手に入れたもの①

コンデジからミラーレス(Nikon1 J5)への乗り換えで色々と「お勉強」させていただきました


もっと格好良いツーリング写真を撮りたいっ!そんな漠然とした思いから、(量販店のポイントが貯まっていたこともあり)ミラーレス一眼に手を出しました。

さらっと書いていますが、これが自分の中で色々とありまして...。

結果「思ってたのと違う...」だったり「そうだったのか!」だったり、色々と学ぶ機会がありました。代償として中古のバイクが買えてしまいそうなほどの散財をしてしまったのですが、一眼が欲しいっ!と考えている方にとって何かの参考になればと思い記事にします。私のようにコンデジ中心で使って来た方が陥りがちなポイントがあるかもしれません。

とはいっても、カメラブログではないので専門的なことは書きません(書けません^^;)ので悪しからず。

購入したのは、Nikon1 J5 ダブルレンズキットです。標準ズームレンズと単焦点レンズが付属しています。
その後の勢いで、超広角レンズ、高倍率ズームレンズ、中望遠単焦点レンズ、超望遠レンズ、広角単焦点レンズと買い足して、Nikon1用レンズのカテゴリーと焦点距離をほぼほぼコンプリートしてしまいました。

※Nikon1ですが、2015年のJ5発売以降、新機種発表が無くシリーズ自体が生産終了かも...などと噂されています(それもあってか、2017年8月現在Wレンズキットで5万円を切るお値打ち価格)。
ただし、シリーズの1マウントレンズは他の機種で使い回しできないと思いますので、もしシリーズ終了となった場合揃えたレンズごと破滅の道を歩むことになってしまいます。

比較しているコンデジは、これまでブログで活用してきたCASIO EXILIM EX-ZR1600です。


①「コンデジから一眼にすればもっと綺麗な写真が撮れる」と安直に考えていました。


「綺麗な」写真ってそもそもどういうこと?と今は思います。ディティールの描写力だったり、色合いの表現だったり、主題を引き立てる背景のボケ味だったり色んな要素があるのだと思います。

ただ、コンデジ中心で使って来た自分が真っ先にイメージしてしまったのが「細かなディティールの解像力アップ」。「解像力は当然増すはず」と考えてていました。その上で色味だったりボケ味だったりも良くなると漠然と考えていました。

ここに1つ落とし穴がありました。

購入当初、同じ対象をコンデジとミラーレスで撮り、パソコンで「拡大」して見比べて...「あれ?そんなに精細じゃない?」「場所によってはコンデジの方がクリアーかも?」と焦っていました。拡大しなければミラーレスの方が綺麗に感じる写真でも...です。

コンデジ中心だと気にしてこなかったポイントが2つあるのだと思います。1つはイメージセンサーサイズ、もう1つは絞り(f値)の設定です。

イメージセンサーのサイズ?

イメージセンサーはレンズから入る光を受ける、人の目で言う網膜のようなものです。
大抵のコンデジは、どれもセンサーサイズが同じです(1/2.3インチ)。対してデジタル一眼レフやミラーレス一眼のセンサーサイズには色々な大きさがあります。サイズが同じコンデジは「画素数」の高いものを選べば良いという感覚でも良さそうですが、一眼の様にサイズが異なるものを比較する時は一概に画素数だけで語れないようです(センサーの大きな方が有利らしい)。
購入したNikon1は、その名の通り1インチのセンサーサイズ。一般的なコンデジよりは大きいものの、逆に一般的なミラーレスの中ではかなり小さな部類です。画素数は他社のミラーレスと比べて高い部類なのですが...。

「えっNikon1ってセンサー小さいの?」
買った後にセンサーサイズのことを知ったので「早まったのかも...」としばらく悶々としてしまいました(今は逆にこれで良かったと思っています。理由は後述)。

絞り(f値)の設定?


自分にとっては、絞り(f値)設定の画質(解像)への影響を知ることの方が意味がありました。なんでもクリアーに拾ってしまい、逆にボケ味を出すためにズームを駆使して対象と背景の距離を大きくとらないといけないコンデジと違い、一眼は絞り具合によって、フォーカス距離の前後ほんの少しの距離差で簡単にボケが生まれます。
イメージですが、コンデジだと対象物と遠い背景の2つの「平面」で「段階的」にボケが生まれる感じ(ボケていない対象物とボケている背景の2つの平面がある感じ)。一眼だとフォーカスエリアを中心に、距離が離れるごとにじわじわと「連続的」にボケが生まれる感じです(立体的な感じ)。逆にボケさせたくない時にどれくらい絞れば良いのかを考える方が難しいのかも。
SUZUKI Boulevard C90 shot by CASIO EXILIM EX-ZR1600
コンデジズームで意図的に背景をぼかした写真
ボケていない「バイク&防波堤」 VS ボケている「遠くの背景」のざっくりとした対比に。


SUZUKI Boulevard C90 shot by Nikon1 J5 (1Nikkor 32mm)
極端な例ですが、Nikon1で一番ぼかし易い中望遠単焦点レンズを使い、
ヘッドライト付近にフォーカスし、大きく絞りを開けて撮影したもの。
背景はもちろん、ちょっとした距離差のフォグランプやウインカーもボケた感じに。

どうやら自分はフォーカスエリアから外れた領域をPCで拡大し、コンデジの解像力と比較していたようです(上の写真の様にパッと見でボケていると分かる写真ではなかったので気づかなかった)。改めてフォーカスエリアを拡大比較すると、確かに一眼の方がくっきり撮れているとわかり安心した次第です。

cratered surface half moon shot by Nikon1 J5 1Nikkor70-300mm
これまた極端な例ですが、Nikon1 J5 + 超望遠レンズの望遠端で半月を撮影(トリミング無し)
※クリックすると拡大されますが、ブログの制限でサイズはオリジナルの30%程度に縮小されています。

cratered surface half moon shot by CASIO EXILIM EX-ZR1600
CASIO EXILIM EX-ZR1600望遠端で同じ日の半月を撮影(トリミング無し)
ディティールは甘いものの、コンデジのズーム(光学ズーム+カメラの画像処理も行われています)でここまで写るのはそれはそれで凄いと思う。
cratered surface Nikon1 J5 VS EXILIM
2枚の写真を切り取ったものです(ほぼPixel等倍だと思います)。


今改めて考えてみると、自然なボケ味があるから雰囲気のある写真となるわけです。なので「画像の隅から隅までクリアーに撮れているかどうか」は、ボケ味の無さ(コンデジっぽさ)を確認するようなもので、そもそも何かおかしい...。

※もちろん、一眼でも全体がかっちりと解像するような撮り方があります。ボケ味とかっちりの使い分けができる(ようになるため練習する必要あり)ということだと思います。



②カメラの違いは「デジタル一眼レフ=大きくて重い」「ミラーレス一眼=レフ板無しだから小さくて軽量」ぐらいだと考えていました。


先程から「コンデジ」に対して「一眼」と書いています。レンズ交換式カメラのことをまとめてそう呼んでいるのですが、一眼にもいろいろあります。
ただ、自分はざっくりと「デジタル一眼レフ」「ミラーレス一眼」の大きく2種類ぐらいに考えていました。そして、2つの違いはカメラ内部の反射板(レフ板)の有無ぐらいだと思っていました。

自分が子供の頃、父親の持っていた一眼レフカメラ(もちろんフィルム)で遊んでいました。レンズを外すと見えるのは鏡。正面からのレンズを通した像を上へ反射し、上部のプリズムで曲げてファインダーに届かせる。シャッターを押すと鏡がペコっと上がり、後ろに隠れているフィルムに像が投影される(鏡が上がっているのでその間ファインダーは真っ暗に)。なんと単純で精巧な仕組み...。

デジタル一眼レフは概ね、この仕組みにおけるフィルムがセンサーに置き換わったものだと思っていました。対してミラーレス一眼はこの鏡を排し、同時に光学ファインダーも無くなる替わりに液晶モニターを付けたものだと思っていました(いろいろ省いたので小さくて軽い)。
これ自体は間違いでは無いのですが、自分の間違いは、基本構造の違いがこれ「だけ」だと思っていたことです。

要は「光学ファインダーがどうしても欲しい」のでなければミラーレスで代替できると思っていたということです。バイクツーリングでの持ち出しが多いので当然小さく軽い方が良く、液晶での撮影に慣れているのでファインダーは無くて良い⇒値段も安いしミラーレスの一択でOK。となったのですが。。


ここでもやっぱりイメージセンサー...


大きな違いは、ここでもやはり「イメージセンサーのサイズ」だったようです。

フルサイズ、フォーサーズなどというキーワードで検索すると、センサーサイズの比較画像がたくさんヒットすると思います。

デジタル一眼レフで採用されているのは1~2番目に大きなものが主流。ミラーレス一眼だと3番目ぐらいが主流(私の買ったNikon1は4番目)。一般的なコンデジは6番目でしょうか。

「大きいほど良い」と望むなら、安易にミラーレスを選べない可能性もあります。解像力やボケの大きさという面では大きいほど有利だそうです。そういう意味ではNikon1は中途半端。

小さめセンサーのメリット


逆に、「小さいイメージセンサーの利点」は「超望遠レンズが小型・比較的安価ですむ」ことです。センサーが大きくなればなるほど同じ画角を得るために必要な焦点距離が長くなります(レンズも大きく重くなる)。

例えば以下のレンズは大体同じぐらいの大きさで拡大して写真を撮れる(コンデジ的に言うと倍率が同じぐらいの)レンズです(16倍くらい?)。野鳥撮影や空港の離発着撮影で使われるようなイメージです。
センサーの小さい順に…
Nikon1(1インチセンサー)の超望遠レンズ…550g、10.8cm~、実勢10万~
LumixGF7(マイクロフォーサーズ)の超望遠レンズ…985g、17.1cm~、実勢16万~
EOS 6D(フルサイズ)の超望遠レンズ…4,500g、46.1cm、実勢130万~

センサーが大きく、大きく印刷してもディティールが素晴らしい写真が撮れる反面、レンズも大きく重く(そして高く)なるということです。詳しくは「35mm換算」のキーワードで調べていただければと思います。

ともかく、カメラを買う時点では気にしなくても、ゆくゆく欲しくなる(かもしれない)レンズのことまで考えると、最初の選択が大きな分かれ道だとわかります。

自分の場合、知識もなく深くも考えずにNikon1を選びましたが、結果良かったと感じる理由の一つはこれです。散財してしまったことは確かですが、お陰でいろんな撮影シーンを楽しむことができています。少し頑張ればさっさとレンズラインアップをコンプリートして、後から腕を磨くことができるのですから^^...。欲張って大きなサイズのカメラを買っていたとしたら、超望遠レンズなんて手が届かなかったかもしれない。せっかく買っても邪魔で持ち出さなくなったかもしれない。

コンデジからNikon1へ移行した後に気づいた「カメラを選ぶ時に気にしたいポイント」は他にもあります。


一眼になるとファインダーが欲しくなる


コンデジ時代は液晶でも十分と思っていましたが、明るい太陽の下で撮影していると照り返しもあって見にくいものです。

コンデジ時代は「画角に対象が収まってればOK」ぐらいで考えていましたが、一眼になると「できること」が増える分欲も増えてきます(望遠域での微妙なピント合わせや、絞り具合で変わるボケ味、主題・副題以外は写し込みたくないという欲など...)。

照り返しのきつい液晶モニタだと、どうしても集中できず、見方も雑になってしまうのです(そして帰ってから後悔)。

自分は「液晶モニタルーペ」なるものを買って対処していますが、カメラを選ぶ時点での検討材料としてファインダー有無も重要だと思います。
光学ファインダーの無いミラーレスでも、液晶タイプのファインダーが付いていたり外付けできたりする場合があります。


一眼になるとリモコン、ケーブルレリーズも欲しくなる


リモコンについて、コンデジ時代は「三脚自撮り」のためのものぐらいに考えていました。私はスマホアプリでシャッターを切れるコンデジを使ってきて、Nikon1も同様のスマホアプリがあります。
スマホからの撮影については「コンデジでバイクの流し撮りをしたいっ!自分なりの解決策」で少し触れましたが、無線設定やアプリ立ち上げが面倒くさく、自撮りならセルフタイマーで十分...という結果に落ち着いてきます。

ただこれも、一眼になりできることが増えると変わってきます。例えばシャッター速度をわざと遅くして撮る花火やホタル、滝、雲、ヘッドライトなどなどです。長時間露光にブレは禁物で、なるべくシャッターに触らず撮影したくなります。そこでリモコンの登場となります。スマホアプリでは、どうしても制約があって対応できません(タイムラグ、ピント微調整不可、Nikon1ではバルブ撮影不可etc...)。

外部リモコン(有線、無線)がオプションで手に入るかどうか?もカメラを選ぶ時点で検討のポイントだろうと思います。

Fireworks shot by Nikon1 J5 1Nikkor10-100mm PD-ZOOM
ND8フィルターを装着したNikon1J5望遠(23mm⇒換算61mm)にて20~30秒程度のバルブ撮影を繰り返し、
出来上がった19枚の花火画像をraw現像後、JPGファイルをGIMPを使って比較明合成。
バルブ撮影は、フォーカスをマニュアルで固定後液晶タッチでシャッターON/OFF
タッチ操作でカメラがブレやしないかヒヤヒヤしながらの撮影だったので、やっぱりリモコンが欲しい

この話には続編があります。
続編はこちらへ

2017年7月13日木曜日

コンデジでバイクの流し撮りをしたいっ!自分なりの解決策

バイクツーリングでの「小さなコンデジ」の生かし方

実は、ツーリング時には2種類のコンデジを持参しています。
1つはCASIOのEXILIM ZR1600(2015年3月発売)。
もう1つは、少し古いSONYのCyber-shot DSC-WX170(2012年8月発売)です。

SONY Cyber-shot DSC-WX170&CASIO EXILIM ZR1600
SONY Cyber-shot DSC-WX170(左)&CASIO EXILIM ZR1600(右)

CASIO EXILIM ZR1600 (2015年3月発売)
イメージセンサー 1/2.3型(6.2×4.3mm)
有効画素数 1610万画素
F値 F3.5(W)~F5.9(T)
光学ズーム 光学ズーム18倍
ISO感度 自動/ISO80/100/200/400/800/1600/3200
質量 約242g
バッテリー使用時間 静止画455枚
自撮りもできるチルト式液晶」「スマホアプリからリモートで撮影」「撮った写真をスマホへ転送」が特徴です。

SONY Cyber-shot DSC-WX170 (2012年8月発売)
イメージセンサー 1/2.3型(6.2×4.3mm)
有効画素数 約1820万画素
F値 F3.3(ワイド端時) -5.9(テレ端時)
光学ズーム 10倍
ISO感度 自動/100/200/400/800/1600/3200/6400/12800
質量 119g
バッテリー使用時間 静止画 約240枚
小さくて軽いので、片手で持ってシャッターを切れるカメラです。

コンデジ2台を「じっくり撮影用」と「さっと撮影用」で使い分け

EXILIM ZR1600の強みは「チルト式液晶でローアングルからの構図が自然に撮れる」こと。加えて「撮影モードが(多少ですが)設定できること(絞り優先・シャッター速度優先etc...)」も挙げられると思います。

チルト式液晶を使ったバイク撮影あれこれについては「ツーリングでバイクの写真を少しだけ格好良く撮るためにやっていること(コンデジ編)」をご参照ください。

EXILIM ZR1600はやや重くて大きめのコンデジです。デメリットかと言うとそうでもなく、手ブレによる失敗を減らしてくれるように思います。手ブレは単に自分の腕の問題なのですが...カメラ自体が大きく・分厚く・重くなったため構えた時に安定しやすくなったのかもと推察しています。ストラップ穴が2箇所あるのもポイント。ネックストラップをピンと伸ばして首も使ってカメラを安定させることができます。「じっくり撮影用」に活躍しています。

ちなみに「スマホで撮影」「スマホへ転送」は...滅多に使いません。スマホとカメラを繋ぐのに、いちいち時間がかかるのです。

参考までに「EXILIMでスマホから撮影」のために必要な一連の操作手順を書くと...
・カメラ操作でWi-FiをONに。
・スマホ操作でWi-Fi接続先をカメラに変更(SSIDとパスワードは事前に覚えさせていますが、通常はモバイルルータへ接続させているため変更が必要)。
・スマホアプリExilim Connectを起動。
・スマホで撮影ボタンを押す。
・スマホにカメラ液晶同様の映像とシャッターボタンが表れる。
どんなにスムーズに進んでも、1分程度はかかる感じです。
カメラでセルフタイマーを設定した方が速い...ってなりますよねぇ。


さて、脱線しましたが今日の本題はEXILIMではなくCyber-shotの方です。
EXILIMでのバイク撮影がメインになり、Cyber-shotはもう用済みかと言うとそんなことは無いのです。

Cyber-shotはとにかく小さくて軽い。ジャケットの内ポケットに収まるほど小さなこのカメラは、バイクを降りずに周囲を撮影する時に活躍します(落とすと困るのでネックストラップで首から下げています)。

ツーリング先の信号待ちなどで見る桜や紅葉、山々などの景色。わざわざ路肩にバイクを止めなおさずに撮れます。大事なシーンを逃さず「さっと撮影用」ですね。

ただ、これだけならスマホでもできると言われてしまいそうです...。

小さいカメラの「片手(左手)でシャッターが押せる」が意外なところで活躍

ポイントは、大きさ的に左手のみで撮影ができることです。左手?と思われるかもしれませんが、小ささ故に、カメラを背面からぐゎしと掴み(液晶は見れなくなりますが)、人差し指でシャッターを押す(半押し⇒全押し)ことができるのです。

そして、走行中にこれをすれば...並走車の流し撮りになります。危ないので運転者はやっちゃダメですよ。タンデマーにお願いしましょうね。

ただ、液晶を見ながら画角とフォーカスを合わせることができません。画角は勘に頼ることになります。フォーカスは、事前の設定で「マルチポイントAF」等にしておきましょう。中央重点やスポットAFだとうまくフォーカスできないかもしれませんから。。

「左手だけで撮影できる」ということは...(SONY Cyber-shot DSC-WX170)