2015年2月14日土曜日

iPad mini(wifi)ナビ化計画②

【~ケースに入れたiPad miniをRAMマウントでハンドルバーに固定~】

iPad mini(wifi)をハンドルバーへマウントし、GPSレシーバーでナビ化する狙いです。
最初に見つけたマウントは、ハンドルへの固定に自由度が無く、強度面でも不安があり却下となりました。

ただ、この商品。iPad miniを入れるケース部分は問題なく、「一定程度雨を防げる」「クッション入りで衝撃を防げる」というメリットがあります。ここは活かしたい。

同様のケース付で、バイクのハンドルバーへうまいこと固定できるマウント...は残念ながら見つかりませんでした。なんとかならないものか...。

次に考えたのは「汎用マウントシステムで先のiPad miniケースを固定する」です。

汎用マウントシステムはバイクパーツショップでも売られています。ただ、どれもスマホ想定のものばかりで7.9インチタブレットサイズを取り付けられるものが見つかりません。

自分がたどり着いたのは「RAMマウント」です。自分が知らなかっただけですが、有名なもののようです...。よく見れば前オーナーが付けていたETCのマウントもRAMマウントで取り付けられています。

Webikeの説明にもある通り、軍用としても採用されている強度のマウントで、ベースパーツ(他の機器等への固定具)、アームパーツ(長短、2又、フレキシブルなど)、ホルダーパーツ(取り付けたい装置の固定具)の主に3つのパーツを好きなように組み合わせて使えます。3パーツのジョイント部はラバーっぽいボール(ただし特殊な素材のようで腐らない)になっています。

さて、自分にとって肝心なのはホルダーパーツ。iPad miniをケースに入れた状態でホールドできそうなものは...。

ありました。RAM X-グリップホルダー(タブレットM) RAM-HOL-UN8BUです。X型ホルダーにはバネが仕込まれており、つまみをグッと摘んで開いたスペースにiPad miniを入れ、手を離すとバチンと機器を挟み込む仕組みになっています。
アームパーツには「RAM MOUNTS(ラムマウント) 標準アーム(約9.5cm) RAM-B-201U」、ベースパーツには「RAM MOUNTS(ラムマウント) U字クランプ オートバイ バーハンドル用 RAM-B-231U」を調達しました。

さてこのXグリップホルダー。クッション入りのソフトケースで太った状態のiPad miniを本当にがっちりホールドしてくれるのでしょうか...

結論は...「工夫すれば十分安心できる状態になる」です。

逆に言えば、工夫なしでホールドするとiPad miniケースが空中に放り出される可能性があるということです。

自分は空中射出を経験してしまいました。
秩父へツーリングへ行った際、なんということの無い平坦な街中を徐行中、特に段差も無い場所で...。念のためとケースとホルダーを命綱で結んでいたため落としはしませんでしたが、それでもiPadケースを左手でキャッチした片手運転の状態で、路肩に寄せるのに冷や汗モノ。これがワインディングの最中だったらと思うと...。

空中射出の原因は、iPad miniを入れたケースが「太り過ぎ」だったため。

iPadmini対応ZIP-BAG-CASE8inchタブレットのウレタン緩衝材

上側の写真にある通り、緩衝材として3枚のウレタンシートが入っています。ただ、3枚入れるとさすがにケースが太り過ぎ、きっちりホールドできない感じだったので6mm1枚を抜き、6mm×1枚+4mm×1枚にしていました。それでもダメだった理由は...。

このリンク先、下の写真を御覧ください。
問題はケース裏中央部の出っ張り。ここがXグリップ中央部の出っ張りと干渉します。ケースをXグリップの奥のほうでホールドすることができません。

RAMマウントXグリップホルダーで裸のiPadminiをホールド
Xグリップホルダーの本来の使い方(タブレットを裸の状態でグリップ)。
Xグリップの爪(黒いゴム部)がラッパ状になっており、簡単には外れない仕組みになっています。

RAMマウントXグリップホルダーでZIP-BAG-CASE8inchタブレットごとiPadminiをホールド

ケース裏の出っ張り干渉のせいで不十分なホールド状態。
まるで、ケースの脇の肉の部分をゴムで押さえているかのよう...。これでは、いつか、「ベルトがちぎれて飛び出したお腹」の様にiPad miniケースを空中射出してしまいます...。

ツーリングから帰宅して、さっそく手術にとりかかりました。


手術1.ケース裏側のプラスチックパーツ除去


「パーツ除去には熱したカッターで焼ききる必要があるかも?」「除去するとケース自体にぽっかり穴が開くかも?」などと心配しましたが、背に腹は代えられない。やります。
よく見るとこのプラスチックパーツ、本体との一体成型とはなっておらず隙間があります。ここにマイナスドライバーを突っ込んで...テコの原理で「バキっ」といきます。

すると意外や意外、取りたかったパーツだけキレイに取れてくれます。ケースに穴も開きません。逆に、いい感じの凹み形状になっています。嬉しい事に、凹み部分の面積はXグリップホルダーの中央部の出っ張りと大体同じくらい。素晴らしい。

手術2.ダメ押しのベルクロテープ


東急ハンズなどでも売られていますが、オスとメスが別々で、裏が両面テープになっているベルクロテープを用意して、オス(チクチク)をXグリップに、メスをiPad miniケースの裏側に貼り付けます。
特に、ケース裏側にできた凹みとXグリップ中央の出っ張り部分は面積が広く、強力に固定されている感じがします。
iPadmini対応RAMマウントXグリップホルダーにベルクロテープオスを取り付け

ZIP-BAG-CASEiPadminiにベルクロテープメスを取り付け
上がXグリップホルダー側。中央丸型の平面に大きくオスのベルクロテープ。X型のアームの先にも同じくオスのベルクロテープを少量ですが貼り付けています。
下がiPad miniケース側のベルクロテープ。オスに対してたくさん貼り付けているようですが、これは後々日除けを付けるための仕掛け。本時点では、中央正方形(ダメ押しでホチキス止め)と上下中央付近に1cm四方ぐらいの面積で張り付いているベルクロ(メス)で十分です。

RAMマウントXグリップホルダーで加工したZIP-BAG-CASEをがっちりホールド
この手術以降、iPad miniナビが飛び出す不安は払拭されました。
ケースはジッパー式なので充電用ケーブルを付けたまま使うこともできます。

RAMマウントXグリップホルダー+ベルクロテープでで加工したZIP-BAG-CASEをがっちりホールド
裏側です。ケース中央部とXグリップ中央部のベルクロが効いています。
ダメ押しのダメ押しで命綱のワイヤーも装着。

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