バイク用ナビ(iPad mini Wifi)に日除けを付けたくなりました①
【設計~発泡塩ビ板加工編】
iPad mini(wifi)ナビ化計画①、ナビ化計画②にてなんとかバイクにiPad miniをマウントしてナビとして使えるようになりました。
ただ...予想した通り、日光が直接画面に当たると反射で何も見えません。そしてiPadが熱くなる(気がする)。
これはっ...!
日差しが強くなる前に日除けを付けないと大変なことになるのではないか。。
市販のバイク用ナビなら日除けが別売りされたりしているようですが、iPad mini用(しかもケースに入れてRAMマウントでグリップしている)日除けなどは売られているはずもありません。
自作の道を探します。
探してみると、チャレンジされている方は多いようです。
この中で、簡単そう、且つ仕上がりもキレイそうだった方法を真似をすることにしました。iPhoneをバイクにマウントしている方にも使える自作日除けだと思います。
発泡塩ビ板でバイクナビ(iPad mini)用日除けを作る
①発泡塩ビ板バイクナビ日除け(iPad mini)作成のために購入したもの
・発泡塩ビ板(Amazonにて購入)大前提ですね。iPad miniは大きいので、それなりのサイズを購入します。1,400円弱。
・ヒートガン(Amazonにて購入)
2,500円強。手持ちのドライヤーで試みましたが無駄しでた。自分にとっては他に使い道のない買い物ですが、発泡塩ビ板を曲げるには必要のようです。
・M3×8mm以上のボルト&ナット(東急ハンズにて購入)
発泡塩ビ板を折り曲げ後、立体的に形作るために買いました。
M3でなくても良いですが、なるべく小さく長さに無駄のない(そして長すぎない)のがいいですね。今回の3mm発泡塩ビ板(3mm)だと、折りたたみ3mm×2+ワッシャーで最低8mm以上は必要だと思います(10mm前後がいいかな)。
・ピンバイス&2.5mm以上のドリル刃(Amazonにて購入)
発泡塩ビ板を折り曲げて、ビス止めするにはビス穴を開ける必要があります。
②発泡塩ビ板バイクナビ日除け(iPad mini)作成手順
・まずは構想...最初に書いたスケッチがこれです。
チャック付きのケースに入れてあるiPad miniは頻繁に取り出しします。なので、イメージは「脱着可能な日除け」です。
日除けはiPad miniケース+Xホルダーにかぶせる感じで取り付けます。
iPad miniケース裏面と日よけの内側面にベルクロテープを付けておけば、RAMマウントを挟みこむような形になるので前にも後ろにも外れにくくなりそうな気がします。
ただし、Xグリップホルダーにはいろいろと出っ張り(iPad mini取り外しの際手でつまむ部分)があるので、日除けにも穴を開けておく必要がありますね。
・その辺の紙でお試し作成
手近な厚紙でまずは型取りします。
※この時点で最初の構想から変化しています。
発泡塩ビ板と同サイズの別の紙に採寸します。
※ベルクロテープをなるべく大きく貼れるよう、カットする面積を小さくしています。
実際に厚紙をあてがいながら、作成する日除けのイメージを膨らませていきます。具体的にやることで、当初構想から変化した部分もあります。
例えば...日除けに小さな窓を開け、Xグリップの2つの「つまみ」部分引っ掛ける構造にしました。グラつきが少なく外れにくいと思います。
また、中央の大きな切り込みは「斜め」にカットしました。自分のバイクのハンドル右側には既にETCがマウントされており、ナビは左側にマウントします。ハンドル中央にはUSBの端子が付けてあり、iPad miniの充電ケーブルを這わせます。なので(イメージ的に)左側から日除けをかぶせる方がやりやすいだろうという配慮です。
・発泡塩ビ板に穴あけ加工
発泡塩ビ板はカッターで簡単に切削できます。
購入したものは3mm厚なので、さすがに紙を切るように切れるわけではありませんが...。
採寸をした紙を発泡塩ビ板に重ね、定規もあてながらテンプレートのようにカッターで切っていきます。
ここでポイントですが、いきなり力を加えてはいけません。力を加えるとあらぬ方向にカッターが進んでしまい、まっすぐに切ることができなくなってしまいます。
うすーくうすーく線を引くように何度も繰り返して溝を深めていきます。
ある程度溝が深くなり、カッターの先がしっかり埋まってるなと感じたら、ある程度力を入れて問題ありません(でも気を抜くと変な方向に行ってしまいますが...)。
小窓の部分、あらぬ方向にカッターの傷が付いていますが...。大丈夫、こちらはナビ日除けの内側になる面です。
「折り曲げ」予定箇所にもカッターで筋を入れています。こうすることで、まっすぐ曲がってくれるはず。
曲げた後、2面の重なる箇所には念のため3mm程の切り欠きを開けておきました。
・発泡塩ビ板の曲げ加工
いよいよ購入したヒートガン登場です。
これ...かなり高温の熱風が出るようです。こんなもの家の中で扱って大丈夫なのかな?と恐る恐る洗面所で使うことにしました(燃えそうなタオルとかは排除して)。
ノズルのアタッチメントが複数付いていました。今回は先端が細くなるタイプのものを取り付けてチャレンジです。
...曲げ加工をしている写真...撮っていませんでした。当時は心にそんな余裕がなかった模様。
作業を終えた今となっては、「特に恐れることはありませんよ」。
最初は温度を「Lo」にして、折り曲げ線(カッターの溝)に沿って行ったり来たり。5秒間程度風を当ててみてください。そして発泡塩ビ板の両手で持って「軽~く」曲げようとしてみてください。
...全っ然曲がる気配がありませんから^^;
何秒が適切かはヒートガンの温度や発泡塩ビ板の厚みにもよるのですが、自分の場合30秒間以上風を当てて(一箇所に当て続けるのではなく折り曲げ線に沿って行ったり来たりしながらです)、やっと変化があらわれる感じでした。
表面がある程度の温度になると、力を入れなくても簡単に曲がるようになります。
折り曲げ線(カッターの溝)を作っておいたのは正解のようで、意図したとおり綺麗に曲がってくれました。
写真は折り曲げ直後のiPad miniナビ日除けです。但し、さすがに直角には曲がりません。写真のように曲線を帯びた曲がり方になります。
先に作った採寸用紙と重ねてみたところ。
イメージ通りに仕上がっています。
次回は、バイクへの取り付け後の微調整について書きます。
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